コロナウイルスの感染拡大で世界に広がる差別ウイルス
コロナは差別を広めるウイルス
新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的に感染拡大する中、アジア人をターゲットにする差別(ヘイト)行動が、ヨーロッパ・アメリカ・アフリカ、世界全土に広がっているようです。
アジア人に罵声をあびせ、消臭スプレーをかけるニューヨークの黒人
NY市の地下鉄でアジア人男性がバイ菌扱いされ移動しろと罵声を浴びせられ、挙げ句に消臭スプレーをかけられるという嫌がらせを受けた動画がネットに投稿され非難の声が上がっています。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) March 8, 2020
ウイルスの以上に人を苦しめる愚かな行為だと言うことを気付かない人間もいるんですね。pic.twitter.com/9d97EX2NUl
白人から差別を受けてきた黒人が、コロナを理由にアジア人を差別する。
ウイルス感染以上に、人間の本性の方が怖ろしい。哀しい。
ヘイ!コロナ!!アジア人は出ていけ!
中国の武漢を発生源にするウイルスであるため、『中国=アジア』を連想。
差別の対象は、中国人だけに限らず、日本人・韓国人を含む東アジアの黄色人種となります。
日本人に対する言われない差別を、Twitterやニュースで目にする機会が日々増えていて、とても悲しい気持ちにさせられます。
と同時に、人種差別が怖すぎて、海外へは行けないなと感じます。
コロナ感染がいずれ終息しても、差別を受けた多くの人にとって、この憎しみは簡単に消せない傷跡を残すことでしょう。
モロッコでのコロナウィルスの差別に苦しんでいます。動画のように子どもたちに囲まれて「コロナ!コロナ!」と叫ばれたり、すれ違えば口や鼻を摘んだ仕草でクスクス笑われたり、男女関わらず、街を歩けば必ず侮辱されます。モロッコ人全員が悪者ではないが。
— jebonbb (@jebonbb1) March 5, 2020
#コロナウイルス #コロナ #コロナ差別 pic.twitter.com/CoH4T8kpZr
【差別と防衛】
— 金本 望 (@kyobsk09) March 6, 2020
セネガルにコロナが来て以来、アジア人に対する悲しい言動が圧倒的に増えたように思います。
外を歩けばコロナウイルスと呼ばれ、買い物中は店員にアルコール消毒を渡されました。
今後バスやタクシーに乗るのを断られたり、入店拒否されたりするのかな。
海外にいたから知れたこと。 pic.twitter.com/3OBdnb8h4E
ドイツ一部のチーム・ライプチヒの試合では、日本人の団体観光客が、入場後に【コロナ感染の疑いがある】との理由で、スタジアムを追い出されている。
中国人を責める日本人
日本人は、日本人で国内にいる中国人を攻撃している。ごく一部の人だとは思いますが。
実際に横浜中華街の店舗に「中国人はゴミだ!細菌だ!悪魔だ!迷惑だ!早く日本から出ていけ!」と書かれたヘイト封書が送りつけられました。
解決すべき問題はウイルス蔓延であって、中国人全員がコロナに感染しているわけではないし、日本に住む中国人が悪いわけでもないのに。
昨日届いた差出人不明の郵便物。
— 海員閣 (@Kaiinkaku) March 3, 2020
気持ちは分からんでもない…けど、なんか悲しい…。
なんて言ってもいられないので、臨時休業多数の香港路ですが、今日も全力で営業します。
(でも、明日は臨時休業します。詳細は別途。) pic.twitter.com/9aO3gMNvpd
知らないから怖い。分からないと嫌い。
自分の常識は、相手にとって非常勤
「相手の立場になって考えよう。」とか、「自分がされて嫌なことは人にやってはいけません。」と、幼稚園や小学校で教わります。
しかし、現実社会では不快な人間関係が実に多い。
質が悪いのは、無知ゆえに、誤った情報をもとにして、深く考えず一方的に攻撃を仕掛けてくる人もいます。
つまり、理解できない人の考えは理解できないし、嫌な事はされるし、なんでこの人はこんな事するんだろうと考えてみても答えは出ない。
大規模地震などの災害・感染症の世界的な大流行。
今まで経験したことのない危機的状況にこそ、人の本性が出るもの。
他人を変えることは非常に難しい。
また、集団の間違った行動を正すことは個人には不可能なのかもしれません。
ウイルスのように人種差別が広がる世界にあって、自分自身は他人を差別したり、一方的に攻撃したりすることがないよう、できる限り穏やかな気持ちで日々を過ごしたいと思う。