ソーラーパネルはメリットある? ~おすすめ理由は節約効果〜
太陽光発電を設置すると実際に得か、損か?
=ソーラーパネル設置した我が家の電気代の変化を実績値で公開=
我が家は、後付けでソーラーパネルを設置した口です。
マイホームが完成してから1年後、平成28年3月のことです。
土地・建物を同時に購入し、住宅ローンをずっしり4,000万円も組んだため、ソーラーパネルを設置する資金的な余裕がなく、建築と同時設置は選択できませんでした。
【我が家のソーラーパネル】
3社による見積り合わせの結果、㈱パナソニックに設置を依頼しました。
🔴設置費用:190万円
🔴設 置 日:平成28年3月3日
🔴太陽電池容量:5.12kWh (244W×21枚)
🔴売電価格:33円/kWh (※10年間固定)
義父が腕の良い大工で顔も広く、工務店を通して発注依頼をかけたため、値段交渉は値切りに値切りを重ねて、税込み190万円ジャストまで下がったところで契約となりました。
安かろう悪かろうにならない程度に、義父のパワーを最大限に活用させてもらいました。
契約交渉における教訓として
①最低でも3社は競合させること。
+他社と比較して安いところに決めるつもりと最初から営業担当者に伝えておく。
➡その段階で、営業担当者は他社との価格勝負を意識します。営業としては、利益を何パーセントまでは確保しつつ、競合他社に勝てる低価格を提示できるかの勝負です。
特に工事関係の見積り価格は、素人には判断できない人件費を必要以上に上乗せすることで業者は利益を稼いでいるため、1社だけに見積り・発注依頼するのは危険です‼️
100%ボッタクられます。
3社で見積り合わせしないと、適正な価格の相場も分からないので、絶対に損します‼️
②使えるコネクションは最大限活用すること。
義父(大工)と付き合いのある工務店、工務店と付き合いのあるメーカー。
工務店としては長年築いてきた義父との付き合い上、負けられないメンツがあるので意地でも契約を取りたい。
じゃあ、メーカーと交渉して価格下げてきましょう!!となります。
➡その結果、最後の最後で消費税分も削りますと、もう一声安くなりました。(ありがたやぁ~)
ソーラーパネルはローリスク・ローリーターン投資
我が家は、2世帯住宅(1階が60代の祖父母世帯・2階が30代の夫婦&子2人世帯の計6人家族)で、且つオール電化を採用しているため、一般的な家庭に比べてもともと電気代は高いです。
<設置前の電気代>
電気代の高い時は(冬)で約3万2千円、安い時で(秋)1万1千円ほど。
(設置前・設置後の電気代)
※平均値が概ね取れたところで、毎月の電気代を記録することはやめました。
⭕️気温の高い夏場より、5月の方が発電量が多く、お得になることが分かります。
【ソーラーパネル設置後のメリット(利益)は2つ】
1️⃣昼間に自前のソーラーパネルで作った電気を自宅用電気として使用することで、電力会社から電気を買う量が減ること。(電気代が安くなる)
2️⃣ソーラーパネルで作った電気のうち、自宅で使いきれずに余っている分を電力会社に売ること。(自前の電気が商品になる)
ソーラーメリット=買電料金の減少額+売電料金
我が家の実績値でメリットを計算
【買電差+売電】の最も成績の良い平成28年5月を例にあげると・・・。
設置前の買電料金(=電気使用料)は、平成26年5月が16,416円、平成27年5月が16,809円なので、平均して16,613円の電気代がかかっています。
設置後の平成28年5月は、自家発電した電気を使うことによって、買電料金が7,746円まで下がっているため、16,613-7,746=8,867円も電気代が浮いたことになります。
同じ月に、我が家の余剰電気を中部電力へ売った価格(売電料金)が、19,899円です。
つまり、平成28年5月のソーラーメリットは、
【買電差】8,867円+【売電】19,899円=28,766円
設置した翌月、平成28年4月から平成29年12月まで、20ヶ月分のソーラーメリットを平均すると、毎月21,000円ほどの利益が計算できました。
このままのペースでいけば、設置費用190万円は7年8カ月(=92月)で回収できます。
7年8カ月を経過した後は、毎月2万円の利益が得られるわけです。
がしかし、残念ながらそんなにおいしい話ではありません!!
ソーラーパネル設置後に発生するデメリット
ここで、考慮すべき【注意点(デメリット)】
❶売電価格が、固定期間の10年を過ぎると大幅に下がってしまうこと。
平成28年度は33円/kWhでしたが、平成31年度は26円/kWhにまで単価が下がっています。
❷10年を過ぎた頃、約40~50万円もするパワーコンディショナー(パワコン)を買い替えなければいけないこと。
パワコンは、ソーラー発電した電気を「直流」から、家庭で使える「交流」に変換するために必要不可欠な機器です。だいたい10年が寿命と言われています。
❸ソーラーパネル自体の老朽化・劣化により発電量が下がっていくこと
結論として、売電価格が下がれば、余った電気を売ってもたいして金にならない。発電した電気は自宅で夜まで使って、その分電力会社から電気を買わない方が得になる時代が来ます。
ここで、また【注意点(デメリット)】
・電気は蓄電することが性質上難しいため、作った電気は使い切りが基本。
・作った電気を貯めておくには別途蓄電池を購入する必要があるが、現時点で蓄電池は1台当たり150~250万円と高額。
買取価格下がったら、かなり赤字になりそう。
— ken46@仮想通貨&株(ド素人30代社畜) (@ken46abeshi) 2018年8月27日
太陽光発電の売買に妙味なし。
蓄電して自宅で使う電気を考えなければ。
蓄電機高いよなー。 https://t.co/rEweXXUJF4
ソーラーパネルを付けると『電気代は安くなるから、儲かりそうな可能性を感じるけど、機器の老朽化による交換費用を考えると、結局たいして儲からないよね!!』ってことです。