平成31年で最後 ~平成の次の元号は何になる?
平成31年を最後に【平成】が終わる
2019年5月1日より、新たな元号がスタートします。
安倍晋三首相は、新天皇即位に伴う新元号について、4月1日に閣議決定し、同日中に公表することを決めました。
当初は4月11日に新元号の公表を検討していましたが、マイクロソフト社の基本OSソフト「Windows」の更新が間に合わず、多くの企業に悪影響を与えることなどから、4月1日に前倒しすることとなりました。
平成の次の元号(年号)は、いったいどうなるのか?
4月1日の新元号発表からすぐに、システムの改修、紙ベースの申請書や記入用紙などの修正・印刷・製本など、新たな元号に対応するための作業が国内の至る所で発生します。
・・・人事異動や新規採用により、ただでさえ忙しい年度当初ですが、2019年の新年度4月1日は例年よりあわただしくなりそうです。
明治 ➡ 大正 ➡ 昭和 ➡ 平成 ➡ 〇〇(新元号)
元号とは
元号とは、特定の『年』につけられる称号のこと。
元号は、「年号(ねんごう)」と言われることもあり、「元号=年号」
日本の元号は、飛鳥時代の「大化」に始まり、現在の「平成」に至るまで、およそ1400年間の歴史の中で、その数は247に達しています。
元号は誰がどうやって決めているのか?
元号を決めるルールは、具体的な要領として定まっています。
【元号選定手続について】
昭和54年10月23日 閣議報告
元号法(昭和54年法律第43号)に定める元号の選定については、次の
要領によるものとする。1 候補名の考案
(1) 内閣総理大臣は、高い識見を有する者を選び、これらの者に次の元号
とするのにふさわしい候補名(以下「候補名」という。)の考案を委嘱す
る。
(2) 候補名の考案を委嘱される者(以下「考案者」という。)の数は、若干
名とする。
(3) 内閣総理大臣は、各考案者に対し、おおよそ2ないし5の候補名の提
出を求めるものとする。
(4) 考案者は、候補名の提出に当たり、各候補名の意味、典拠等の説明を
付するものとする。2 候補名の整理
(1) 内閣官房長官は、考案者から提出された候補名について、検討し、及
び整理し、その結果を内閣総理大臣に報告する。
(2) 内閣官房長官は、候補名の検討及び整理に当たっては、次の事項に留
意するものとする。
ア 国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
イ 漢字2字であること。
ウ 書きやすいこと。
エ 読みやすいこと。
オ これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと。
カ 俗用されているものでないこと。3 原案の選定等
(1) 内閣総理大臣の指示により、内閣官房長官は、内閣法制局長官の意見
を聴いて、新元号の原案として数個の案を選定する。
(2) 内閣官房長官は、各界の有識者の参集を得て、元号に関する懇談会(以
下、「懇談会」という。)を開催し、新元号の原案につき意見を求め、そ
の結果を内閣総理大臣に報告するものとする。
懇談会のメンバーは若干名とし、内閣官房長官が選考する。
(3) 内閣総理大臣は、新元号の原案について衆議院及び参議院の議長及び
副議長である者に連絡し、意見を伺う。
(4) 全閣僚会議において、新元号の原案について協議する。4 新元号の決定
閣議において、改元の政令を決定する。
内閣総理大臣(政府)が専門家に元号の選考を依頼し、その案の中から最終的に一つに絞ります。
日本の元号は、必ず漢字2字で、書きやすく、読みやすい、そして、国民の理想としてふさわしい意味をもつ、そのような条件を満たす必要があります。
平成の次の元号を予想してみよう
元号の略称として、明治【M】・大正【T】・昭和【S】・平成【H】が広く使われています。
これらと混同しないように、同じ頭文字のアルファベットは避けるはず。
✅そこで、M・T・S・H以外の頭文字を持つ元号が選ばれる可能性が非常に高いです。
つまり、【M】になる【ま行】・【T】の【た行】・【S】の【さ行】・【H】の【は行】以外の言葉。
➡【あ行】【か行】【な行】【や行】【ら行】で始まる元号
✅また、漢字に注目すると、
過去の元号の一文字には、【天】・【文】・【正】・ 【元】がより多く用いられています。
混同を避けるため、これらの漢字も新元号には使わないと想定されます。