最新のお金の話 ~仮想通貨の次はTIME COIN(時間通貨)
NHKスペシャル【マネーワールド~資本主義の未来~】より
これまでにない全く新しい通貨として『タイムコイン』なるものが紹介されました。
仮想通貨の次に流行するのは、このタイムコインかも!?
テクノロジーの進歩によって、個人や企業が産み出す通貨が世界を変えるってよい。
タイムコイン(時間通貨)って何?
=誰もが平等に持つ【時間】を通貨に見立てて、求めるサービスを個人間で提供しあう仕組み=
➡【タイムコイン】という電子通貨を媒介にして、ネットワークカメラを使って、インターネット上で「サービス」と「サービス」を交換できる経済圏を実現する。
物々交換ならぬ、サービス・サービス交換。
言うなれば、『ビスビス交換』 ・・・勝手に略すと、何かダサイかな。
◆具体例で仕組みを説明しましょう◆
例えば・・・。
英会話を習いたい主婦がいます。
彼女は、手芸が得意なので、手芸を習いたい誰かに1時間教えることで、【1時間のタイムコイン💰】を獲得します。
この【1時間のタイムコイン💰】を支払って、彼女は自宅にいながら本場アメリカの講師から1時間分の英会話レッスンを受けることができます。
この時、アメリカの英会話講師は、主婦から【1時間のタイムコイン💰】を獲得します。
また、その他にも、普段の生活では接することのない人々から直接生の声を聞きたい、なんて時にも使えます。
商品開発の参考にするために、企業の社長が、海外の若者とタイムコインを介してマーケティングが直ぐにできてしまいます。
自分の時間を売買すること
まさに、
ことわざとしては、
『時間はお金と同じようにとても貴重なものなので、無駄に浪費することなく、できる限り有意義に使いましょう』という意味です。
もともと諺の語源は、アメリカの『Time is Money』が日本にやってきた時に翻訳されてできた言葉のようです。
お金のように貴重な時間。
➡[のようなモノ]から、完全に[タイム=マネー]に‼️
通貨を担保するモノ
【お金】には、その通貨の価値や信用を担保するモノが必要です。
これまでは、金(GOLD)や国家がその信用性を担保してきました。
テクノロジーの進歩により、これからは新しい通貨を創っていく時代なのです。
仮想通貨はテクノロジーと数学の計算が担保となり、国家を必要とせず、国境を越えて自由にトレードされています。
同様に、タイムコインについても、時間を担保とすることで、自由なトレードが実現されています。
なお、時間通貨の場合、使わず手元に貯めこんでおいても意味がないため、資本主義経済のように ❝お金❞ が貯金に向かい、経済が回らないという弊害は起こらない利点があります。
TimeRepublik社の理念と取り組み
タイムコインを運営する【TimeRepublik】社 の創始者:ガブリエレ・ドナティ(Gabriele Donati)氏いわく。
❝ビル・ゲイツもホームレスも、同じ24時間が財布に入っている❞
❝『お金を回す、これまでの経済』では、見向きもされなかったものが、技術の進歩で通貨に換えられるようになった❞
※時間は平等だというアイデアが、最大のポイント!
※サイトは日本語にはまだ対応しておりません。
グローバル社会には、やはり英会話力が求められますね。
(公式ホームページより)
TimeRepublikは、2012年にGabriele DonatiとKarim Variniによって設立されました。
彼らは人々が通貨としてお金ではなく、時間を使って自由に才能とスキルを交換できる場所を夢見ていました。
現在、ニューヨーク、イタリア、スイス、ブラジル、スペイン、フランス、ドイツ、デンマーク、ロシア、オランダから運営されています。
TimeRepublikは、世界中の110カ国以上で100,000以上の才能ある人々と共有するピアツーピアプラットフォームです。
同社はこのプラットフォームに白いラベルを貼り、協業、エンゲージリング、CSR活動の改善を望む大企業、地方自治体、大学、非営利団体にライセンスを供与しています。
同社は、時間通貨を軸にして回す、格差のない経済圏を創ろうとしています。
現在の利用者は世界110か国で、3万人。その数は拡大中。
(タイムコインの問題点)
※人によって価値観は異なります。
※やってみたい人やファンにとっては、もの凄い価値のある経験であっても、無関心な人にとっては全く無価値なわけですから、サービスは極めて相対的です。
※同じ1時間のタイムコインを消費するにしても、それ相応のサービスが受けられて、最終的に満足できるかはちょっと疑問ですね。
・・・オレの稼いだ1時間が、コレに代わったの??.....失敗したぁ、全然釣り合わないよ(# ゚Д゚)みたいな。