キャッシュレス社会の実現 ~スウェーデンに現金ナシ(No Cash)~
キャッシュレス先進国スウェーデンがすごいよい
かつて福祉大国と言われたスウェーデンが、キャッシュレス社会の実現によって新たな経済発展を遂げています。
町のパン屋が現金おことわり💀支払はスマホ決済のみ!!
スウェーデンの国内では、『スウィッシュ』と呼ばれるスマートフォンを使った決済サービス用のアプリが普及していて、人口の約6割が利用しているとのこと。
6年前に、国内の複数の銀行が共同開発したこのアプリサービスにより、スウェーデンのキャッシュレス化は大きく発展。
スマホさえあれば、日常生活で現金は一切不要というわけです。
スウェーデンの人々は、「現金はいちいち下して持ち歩くのが面倒」「現金しか使えない店は、ほとんどないから困らない」と言います。
スマホ決済の進化系
さらに衝撃的なことに、手にマイクロチップを埋め込んで、乗車券の代わりに電車を利用したり、手をかざしてオフィスのドアを解錠したりと、SF映画のような光景が現実になっているとのこと。
スウェーデン鉄道が2017年5月から導入したこのサービスを、国内で既に3,000人以上が利用しているという。
手にチップを埋め込んでるなんて!!なんて国だ!!
私の場合、子供の頃から、ケガしてできたカサブタは割と早い段階でペロリとめくりとってしまう性分です。
チップを手に埋め込んだら、もう異物感が半端なくて、一日中指でポリポリしちゃうでしょう。・・・そこだけ確実に、皮膚が赤くなって肌荒れちゃうね。
ピアスやタトゥーを身体にいれると、「親からもらった身体に傷をつけるなんて!」などと批判される時代もありました。
これから先は、「親からもらった身体にマイクロチップを入れるなんて、何か便利そうだけど、この親不孝者ぉ!!」なんて怒られるかも。
マイナンバー制度との紐づけ
日本では国民一人一人にマイナンバー(11桁の個人番号)が付くマイナンバー制度が始まっています。
個人の住民票を税金・給与・年金などと正確に紐づけて、効率よく行政が把握するための制度です。
このマイナンバーと体内マイクロチップが紐づけされたりなんかしたら、個人の情報が全てデータ管理されてしまいそう。
例えば、このチップにGPSが内蔵されてしまえば、誰がいつどこで何をしているか、国(公務員の一部)が正確に把握できてします。
その瞬間だけでなく、毎日の行動データを集積することもできる、国民の行動を常に監視する国家。
そんなSF映画みたいな世界が来たらと思うと、末恐ろしい。
ところで、スウェーデンと言えば
大手家具店のIKEA、首都ストックホルム、そしてズラタン・イブラヒモビッチで有名です。
・・・サッカー好きでない方は、ズランタン・イブラヒモビッチをご存じないかもしれませんが、偉大なフットボーラーです。
とにかく、日本人にとってあまり馴染みのない北欧のお国で、キャッシュレス社会なんてイメージはなかったです。
Kingdom of Sweden
<国旗の色>青は国内に広がる済んだ大空や湖、黄色は黄金に輝く太陽を意味する。
福祉国家スウェーデンからの進化
小学校から大学院まで教育費は国が負担、医療費はほぼ無料、年金制度も盤石、貯金がなくても国が介護の費用を見てくれるから老後の心配なし。
社会保障制度の充実する理想的な国造りを日本でもモデルケースにしようとメディアに取り上げられていたのが数年前のこと。
資本主義と共産主義のいいとこどりを実践する国。
『高い経済成長』を維持し、雇用を確保しつつ、乳幼児から高齢者まで幅広い世代の社会保障が充実。
そんなスウェーデンが、今や、手にマイクロチップを埋め込んでしまうほどのキャッシュレス社会の超先進国となっているのです。
スマホ決済だけに依存する危険性
今やスマートフォンなしの生活なんて考えられません。
朝起きて寝るまでに、何度スマホにお世話になっていることか。
LINE見て、Twitter見て、ネットニュース見て、天気見て、仮想通貨のチャート見て、(エロサイト見て)・・・・・etc。
万が一にも、家に置き忘れて外出したり、あるいは外出先で電池の残量が少なくなったりすると、もうソワソワして気が気じゃない。
日本でも、2020年東京オリンピックに向け、国を挙げてキャッシュレス化を推進し始めました。
しかしながら、キャッシュレス化における決済手段がスマホのみに集約されるのは、非常時に大きなリスクを伴います。
スマホが急に壊れたり、なくしてしまった場合、現金をいっさい持ち歩かない人は突如路頭に迷ってしまいます。
・・・家族や友人に助けを求めるために、携帯電話本来の機能である電話をかけられないのが一番痛いところ。
現金は持ち歩かない日が来たとしても、スマホと同時に電子マネーやクレジットのカードだけは、常に携帯しておいた方がリスクを分散できるでしょう。
また、災害時に停電が起こり、電気が遮断された地域では、ATMもレジも電子機器が使えないわけですから、常に数万円程度の現金はタンス預金的に家で保管しておく必要があります。