SWELL2018要点まとめ&仮想通貨リップルの価格下落
SWELL2018とXRP価格の関係性
リップル社主催の国際カンファレンス『SWELL2018』が、10月1日~2日に大きな期待の中で開催されました。
開催前と閉幕におけるリップルの価格変化
リップル(XRP)価格は、9月下旬に高値で70円まで急上昇しましたが、SWELL開始~終了(10/1~10/2)の経過とともに、大方の予想通り下落となりました。
2日間の会議中には、xRapidの実装開始を正式に発表するなど、商業化実現による需要の押上げを期待させるポジティブな報告が多かったです。
全体を通して、特段失望売りを招くような、ネガティブニュースはありませんでした。
しかし、XRPの価格は、まさに、相場の格言『噂で買って、事実で売れ』通りに、開催前に期待先行で上昇し、会議の終了とともに小休止といった値動き👇
(画像引用元:BitBank)
~歴史は繰り返す~
チャートは、昨年のSWELL2017(10/16~10/18)開催期間を挟んでの価格推移と同じ傾向。📈📉
来年も同時期に開催するようであれば、同じような値動きになることが予想されます。
SWELL2018(1日目)の要点
❶アメリカの元大統領、ビル・クリントンの演説
・ブロックチェーンの多大な可能性は、国境や所得層を超える
・新しい技術に古い制度を適用してはならない
・「金の卵を生むダチョウ」を殺してはならないと強調
❷リップル社CEO、ブラッド・ガーリングハウスの発言
・xRapidの商業利用が可能となった。❝ BIG STEP ❞
・複数の金融企業(MercuryFX・Cuallix・Catalyst Corporate Federal Credit Union)と提携し、xRapidを導入開始している
Brad Garlinghouse Announcing xRapid into Production ♾
— 𝗕𝗮𝗻𝗸 𝑿𝑹𝑷 (@BankXRP) 2018年10月2日
We Have Now done first production Payments with Caullix into Mexico, live within last hour#Ripple #XRP #Ripple pic.twitter.com/HlvMBs0TCf
SWELL2018(2日目)の要点
❶リップル社マーケティング戦略チーフの調査報告
・リップル社は、仮想通貨の使用事例として「どの企業よりも先をいっている」と強気な主張。
・国際送金のスタンダードとなっているSWIFTを批判
・現在、約10兆ドルの資金がノストロ・アカウント(=銀行間取引で資金決済を行う当方の決済口座)に放置されており、そのような非効率な使い方は現代の経済では続かない。
❷仮想通貨への規制に関して
(BitLicenseの考案者:Ben Lawsky氏)
・2013年よりニューヨーク金融サービス局は、まずは規制対象を学ぶ手続きを経てきた。その規制は、最終的に多くの重要な金融機関の参入に繋がることだと考えている。
(国際通貨基金の法務部副長官:Ross Leckow氏)
・IMFNewsは暗号資産に対して他のコメンテーターと比べて、よりバランスのとれた考えを持っている。マネーロンダリングやテロのリスクにかかわらず、暗号資産は国際金融システムをより効率的で包括的にできる。
❸SEC(米証券取引委員会)の元首席弁護士が『XRPは有価証券でない』と説明
・XRPは証券ではなく、通貨である。
・その理由は、Howey Test による。
・Howey Test では、4つの項目すべてに該当しなければならないが、仮想通貨XRPはリップル社が存在しなくても十分機能できる。
リップル国際カンファレンス『SWELL』2日目の注目講演|タイ最大級サイアム商業銀行などhttps://t.co/VydUdlN3p9
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月2日
SWELL2日目も注目スピーカーが多数登壇予定。XRPにも関連する「世界各国の仮想通貨規制」について、タイ最大級サイアム商業銀行による「送金サービスの改善方法」などが注目される。