職場で嫌われる人の5つの特徴と嫌われない解決策
職場のオフィスは、赤の他人との集団生活。
朝から夜まで勤務時間の約9時間。1日の約3分の1。
家族よりも長い時間を、限られたスペースで他人と行動を共にするわけです。
嫌いな人と認識されると、仕事に支障が出ます。
大概の仕事は、職場で同僚と協同したり、業務を依頼したり、自分ひとりでは完結しません。
同性・異性に関係なく、男と男、女と女、男と女。
嫌いな人から依頼された仕事ほど、気持ちが乗らないものはありません。
①デスクが汚い、物が散らかっている
②仕事中にうるさい
③声が大きすぎる
④ゴホゴホと咳き込んでいる
⑤不機嫌で、愛想がない
無理してまで皆に好かれる努力は疲れますが、
せめて嫌われないように、嫌われる人の特徴と解決策を覚えておきましょう。
職場の人から嫌われないように気を付けること
私が働く職場で、同僚から露骨に嫌われてしまった40代後半のおじさんが、4月1日付けで配属先の異動となりました。
ある同僚の女性が、そのおじさんからセクハラ被害を受けていると上司に泣きながら直訴したことが原因のようです。
身体を触るようなボディーコンタクトがあったわけではなく、彼は勤務中によく女性のデスク横に居座って、何十分も話しかけていたとのこと。
ボサボサの髪、ヨレヨレのシャツ、見た目はやや清潔感のない感じですが、誰とでも長話する気さくなタイプのおじさん。
職場で私が見る限り、セクハラといえるほどの悪質な付きまとい方はしていなかったと思います。
しかし、問題は受け手がどう感じているか。
管理職としても、同じオフィスで仕事はさせられないと判断し、異動が決まりました。
女性に嫌われたおじさんは、オフィスで居場所がなくなる。悲惨だ。
【特徴①】物が散乱して汚いデスク
「片付けができない、整理整頓が苦手な人」がいることはよく分かります。
狭いオフィスやオープンフロア型の配置では、モノが散乱したあなたのデスクは、いやでも目に入ります。
目は視野に入るもの全てを捉えて、脳はその全てを処理しているため、机周りが汚いだけで、同僚に不快な思いを常に与える結果に。
紙の書類は、貯めていけばキリがなくなります。
A4サイズ1枚の書類も積み上げていくと、何がどこにあるか自分でも分からなくなります。
紙の書類はファイルに閉じて、スペースを有効に利用するため、縦にして置くべきです。
『一年使わなかったモノは、一生使わないモノ』と言います。
区切りのいい年度末や年末のタイミングで、一年間未使用のまま机の中に眠っている書類は、いさぎよく捨ててしまいましょう。
また、紙の書類は、スキャンしてデジタル形式で保存することをお勧めします。
パソコンに格納しておき、必要な時にだけ印刷すればいいので、机が書類の洪水に飲み込まれることがなくなります。
【解決策①】絶対に使うもの以外は、ドンドン廃棄処分する!
【特徴②】仕事中にうるさい
どの会社の、どの課にも、個人的でどうでもいい内容の話をべらべらとしゃべり続ける人がいます。
私語がまったくないのも寂しい環境ですが、何にでもふさわしい時と場所というものがあります。
忙しい勤務時間中に、個人的なおしゃべりは不要。
締め切りが迫っている時なんかに、話しかけられるとイラっとします。
どうしても話がしたいのなら、少しリラックスしているであろう、お昼や午後の遅い時間を選択しましょう。
【解決策②】話しかけてもいい時間か、相手の余裕ぐあいを読む!
【特徴③】声が大きい
電話で話したり、窓口で接客対応したりする時、常に他人より声のボリュームが大きい人。
このタイプは、自分の声が大きいことに対する自覚症状があっても、ボリュームを下げようとしない傾向にあります。
必要以上に大きい声が、オフィスの同僚に迷惑かけていると分かっていないためです。
私もそうなんですが、自分の近くで大きい声が聞こえてくると、気になって仕事に集中できなくなります。
作業に集中したいと思えば思うほど、大きな声が耳に入って消せなくなるのです。
【解決策③】大きい声は、他人に迷惑をかけていると自覚する!
【特徴④】ゴホゴホとよく咳き込んでいる
咳やくしゃみは、人間の生理現象ですが、周りに迷惑をかけないよう、最低限のエチケットに気を配る必要があります。
ある大学の研究チームによれば、「咳やくしゃみの飛沫は、最長で前方4メートルも飛び、空中に45分間も残存する。」と発表されています。
つまり、病原菌は、オフィス内で容易に拡散します。
仕事を休めないからと、風邪で体調が悪い中でも出勤する人。
体質的に室内で、咳が出やすい人。
あなたが止まらない咳や大きなくしゃみをした時の飛沫は、たとえ目に見えないレベルであっても、同僚はとても不快に感じます。
可能であれば、咳止めの薬を飲んで、オフィス内でも、一人離れた場所で仕事をしたいもの。
【解決策④】菌をばらまかないよう、マスクを着用しましょう。
【特徴⑤】不機嫌で、愛想がない
常に話しかけにくい人は、コミュニケーションが円滑に取れないので、上司・先輩・同期・後輩、どの関係性であっても接し方に困ります。
朝から一日中不機嫌な雰囲気で、同僚が話しかけても愛想のない返事だけ。
極端な話、普段から愛想のない人がご機嫌斜めな日だと、返事さえしてくれないこともあります。
愛想のない人は、オフィス内で敬遠されるようになるため、次第に存在自体が浮いてしまいます。
そっけない態度を取っていると、反対に周りの人から自分がそっけない対応しかしてもらえなくなります。これは、自業自得です。
また、職場といえど、コミュニケーションに「笑い」は不可欠。
どんな話をしても、少しも笑ってくれない会話しかできないのでは、まるでロボットを相手にしているようなもの。
【解決策⑤】あいさつと返事だけでも、笑顔を見せましょう。