病気になって思い知らされた ~食道炎からガンへの恐怖~
アントニオ猪木曰く。
『元気があれば、何でもできる!!』
これは、まさにド正論。それ故に、逆もまた真なり。
『元気がなければ、何にもできない!!』
元気がなければ、何にもできない!!病気はつらい
2年前、私は36歳の時、【 逆流性食道炎 】を患いました。
30代ともなると、20代の頃とは身体の内側(臓器・筋肉)が明らかに別モノ。
飲み会で羽目を外して飲みすぎると、次の日はずっと胃が痛い、胃薬を飲んでも胃や胸に不快感が残るように。
それがいつからか、アルコール摂取に関係なく、食後は決まってノドに酸っぱいものがこみ上げてくる。
さらに症状は悪化。
平常時も胸が焼けるように熱い。苦しい。
日中の慢性的な痛みに耐えきれなくなり、近所の内科で診てもらうと、【逆流性食道炎】の診断結果。
(病)逆流性食道炎とは
<原因>
胃と食道の間にある下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)という弁の働きをする筋肉が弱くなることで発症。
老化・ストレス・食べ過ぎ等が原因で、括約筋本来の胃に蓋をする機能が低下すると、胃酸が食道へ逆流してしまい、食道に炎症が起こります。
<症状>
主な症状は胸やけ。
ジリジリ、いがいが、胸が焼けるように熱くなります。
また、食後には、酸っぱいものが上がってくる感じや、食べ物がノドにつまったような感じが残ります。
➡炎症が慢性的になると、食道ガンや胃がんを引き起こす!
※最大の恐怖は、『炎症が続くと癌になるかもしれない』という危険性でした。
<治療>
◎薬物療法
・・・胃酸の分泌を抑制する。炎症部分を保護する。
◎生活様式の改善
・・・食べ過ぎや飲みすぎをしない。脂っこいもの、香辛料のきいたもの、甘いもの、酸っぱいものを避ける。
・・・食後すぐに横にならない。前かがみにならない。おなかをベルトなどで締め付けない。肥満にならない。
病気になってから生活の変化
妻も心配してくれて、私のおかずだけ、油モノは控えた煮物など胃に極力負担をかけないようなメニューに。
肉好き・食べ盛りの子供たちとは別メニューをわざわざ作ってくれました。
(ありがたや~。良妻に感謝です。)
今まで風邪ぐらいしか病気にかかったことのない私。
その疾患がガンにつながるかもしれない恐怖から、将来の不安を感じずにはいられなくなりました。
美味しいモノも、たらふく食べられない。
体調が悪いと、何をしても楽しくない。
『元気がなければ、何にもできない!!』を我が身をもって痛感💀
病気はダイエット効果がある
64キロあった体重は、半年足らずで57キロまで減ってしまいました。
私自身は外見の変化には全く気づかなかったのですが、久しぶりに会う会う人に「なんか、やせたね~。」「ストレス?大丈夫??」と心配される始末。
不謹慎ではありますが、病気になると人間は痩せられます。
特に胃に関係する病気は、食事制限がかかるため、ライザップや他のどんなダイエット方法よりも効果抜群です。
逆流性食道炎は食べると気持ち悪くなるのが分かっているので、自然とご飯を食べたくなくなります。
甘いものもノドを通らない、いや、後が辛いのでもうノドを通したくない!
気になる時は直ぐに精密検査を受けよう
健康診断で体重が激減したことを医師に告げると、「それにしても、ちょっと体重、落ちすぎだね。」と。
このまま死ぬんか、オレ⁉.............と心配ばかりが増殖。
お金と時間はかかりますが、身体に関する不安は、より精密な検査を受ければ払しょくできます。
✅内視鏡検査(胃カメラ)で胃をチェック。
✅一日人間ドックを初体験。
検査の結果、ノドに炎症は見られるが、ピロリ菌や腫瘍はナシ。とのことで、ひとまず安心。
薬物療法と生活改善により、辛い胸やけはスッカリ消えました。
しかしながら、今でも調子に乗って食べ過ぎると、ノドに酸っぱいものがこみ上げてくるため、食事の量は注意しています。
自分の死について考える
過去に職場で何人か同僚の『 死 』には直面してきました。
胃ガン・肺ガンの発病、突然の心筋梗塞。
不幸にも40代半ばで突然亡くなる方もいます。
それでも、若い時分には、【自分に死が来る】順番なんて想像できませんでした。
「善人も悪人も、金持ちも貧乏も関係なく、死んだら終わり、無に還るだけ」
時間の経過は誰にも平等だけれども、死の訪れる時期は人それぞれです。
歌舞伎役者市川海老蔵さんの妻で、フリーアナウンサーの小林麻央さんは34歳、総合格闘家の山本KID徳郁さんは41歳で死去。
病気、事故、天災、殺人・・・。
今は元気な人でも、いつ何の病気になるか分かりません。
今は元気な人でも、いつ交通事故にあうか分かりません。
※いつどこで死ぬかなんて誰にも予期できないのだから。
ありきたりのフレーズではありますが、「人生は一度きり」
食道炎になって、己の病死をリアルに想像したからこそ、この言葉が胸によく響きます。
後悔の残らない人生にしたいものです。
とにかくストレスの溜まる社畜生活を一日でも早く抜けられるよう、投資などの副業的収入が、本収入として生計が立つよう努力しよう。