ユニセフが仮想通貨による募金受付開始~支援の新しいカタチ
仮想通貨(暗号資産)で簡単に寄付できる時代
仮想通貨の実用化は世界中で進んでいます。
国際送金や国外への寄付は、その最たるものです。
ユニセフ・フランス支局が人道的支援のため仮想通貨による募金の受付開始
世界中の恵まれない環境にいる子供たちを支援するため、寄付を送金することは、仮想通貨の普及により、もはや法定通貨(円・ドルなど)に限定されなくなりました。
ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)としては、仮想通貨の活用により、新しいタイプの支援者を開拓することを狙っています。
※仮想通貨は、ネットにさえ繋がっていれば、銀行口座を持っていなくとも、誰でもどこへでもスマホ かPCで送金が可能です。
そのメリットは、送金手数料がとても安く、手続きは簡単で、そして送金完了までがよりスピーディーなこと。
【サイト】ユニセフ・フランス/cryptomonnaie(仮想通貨寄付)
【❝ CRYPTO-DON ❞という支援方法】
~ユニセフ・フランス支局のホームページより~
ブロックチェーン技術によって、良い世界を作ることができます。
GameChaingers(人道支援ツール)の運営が成功した後、ユニセフ・フランスはさらに進んで、仮想通貨の保有者に対して、仮想通貨で寄付をして世界の子供たちを支援する機会を提供します。
9つの仮想通貨を寄付に対応
今回の寄付に対応する仮想通貨は、計9種類
①ビットコイン(BTC)
②イーサリアム(ETH)
③ライトコイン(LTC)
④リップル(XRP)
⑤ビットコインキャッシュ(BCH)
⑥ダッシュ(DASH)
⑦モネロ(XMR)
⑧イオス(EOS)
⑨ステラ(XLM)
ユニセフ・フランスのホームページから直接寄付できます。
※ホームページはフランス語で書かれているため、フランス語に精通していないと読解困難です。多国語翻訳に対応したサイトに改良した方が、世界中から支援が集まりやすくなるはずですが・・・。
Le saviez-vous ❓ @UNICEF_france accepte les dons avec 9 #cryptomonnaies ➡ https://t.co/2BjegxAG1u
— UNICEF France (@UNICEF_france) 2018年9月19日
👉 @Bitcoin #bitcoin $BTC
👉 @ethereum #ethereum $ETH
👉 @litecoin $LTC
👉 @Ripple $XRP
👉 @BITCOlNCASH $BCH
👉 @Dashpay $Dash
👉 @monero $XMR
👉 @EOS_io $EOS
👉 @StellarOrg $XLM pic.twitter.com/X3NosWokBQ
また、リップル・イオス・ステラを除く6つのマイニングができる仮想通貨においては、直接寄付を送金することに加えて、パソコンのコンピューティング能力を一部貸し出すという別の形でも寄付が可能。
支援者の貸したコンピューティング能力は、仮想通貨のマイニングに使われ、マイニング報酬がユニセフ・フランス支局の口座へ直接振り込まれます。
企業の社会貢献(バルセロナFCの実例)
ユニセフは、新しい取り込みにチャレンジして、世界から注目を集めることで、これまでも支援の輪を広げてきました。
世界的なサッカークラブである、バルセロナFC(スペイン)は、2006年9月にユニセフと歴史的なパートナーシップを締結しています。
クラブ創設から107年間、企業などのロゴを一切刻むことのなかった伝統あるバルサのユニフォーム。
バルセロナは、企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)の一環として、その前面の胸部分に、ユニセフの名前を載せることを決定。
さらなる驚きは、バルセロナがユニセフから広告費を受け取るのではなく、バルセロナが児童福祉としてユニセフに年間150万ユーロ(約1億8千万円)を寄付するという、型破りな逆スポンサー契約でした。
なお、バルセロナは2011年から新たな企業とスポンサー契約を結んでいますが、ユニセフへの支援活動は継続中。
寄付の金額も、2016年から年間200万ユーロ(約2億3千万円)に増額しています。
現在は、ユニフォームに日本企業『RAKUTEN』のロゴが入っています。
楽天とのスポンサー契約は、2017年からの4年間で、契約料は年間5500万ユーロ(約65億円)。
さらにスペインリーグ優勝で150万ユーロ(約2億)、チャンピオンズリーグ制覇で500万ユーロ(約6億円)のボーナス付き‼️
※邪推すると、企業のスポンサーロゴを入れてこなかった歴史をきれいに覆すために、伝統を重んじるバルサのサポーターが納得する形、社会支援の名目でユニセフを1回挟んだのかも・・・。
今や、ユニセフに200万ユーロ寄付しても、楽天から5500万ユーロのスポンサー料が入ってくる状態。
・・・『損して得取れ』あくまで打算的な私の考察です。