投資でお金を増やす基礎 〜複利効果で資産が加速する法則
人類史上最大の発明だってよい
天才物理学者アインシュタインが『人類で最大の発明』『宇宙で最も偉大な力』と絶賛したのは、以外にも『複利』という資本主義に生まれた理論です。
アインシュタイン(本名 Albert Einstein) といえば、舌を出した写真が有名なドイツ生まれの理論物理学者。
一般相対性理論を始めとする様々な理論を提唱し、現代物理学の基礎を築いた権威、「20世紀最大の物理学者」と称される、まさに天才物理学者!
そんな天才が、物理学からではなく、経済学的な金融の理論である「複利」を「人類最大の発明」とまで呼んだのか?なぜ??
❝実に面白い❞
❝さっぱりわからない❞
◎『複利効果』とは・・・
株式投資の配当金や銀行預金の利息などで得た利益を消費せず、そのまま再投資に回し続けることによって、資産の増加を加速させるもの
複利と単利の差をモデルケースで比較
1⃣単利:当初預けた元本にのみ利息が付く、利息を再運用に回さない
2⃣複利:当初預けた元本についた利息を元本に組み入れて新たな元本とし、利息を再運用に回していく
◆◆モデルケース◆◆
元本100万円を利回り5%で30年間、①単利と②複利でそれぞれ運用した場合
①単利では、元本100万円に毎年5万円の利息がつくのみ
②複利では、毎年の利息を翌年の元本に組み入れることで運用元本が増加、元本の増加により利息も増加していく上昇ループ
<運用結果を資産額で比較>
- 10年後・・・①単利:150万円 ②複利:162.89万円
- 20年後・・・①単利:200万円 ②複利:265.33万円
- 30年後・・・①単利:250万円 ②複利:432.19万円
グラフを見ると一目瞭然、明らかに資産の増加ペースが異なります。
①単利は一定割合で増加、対して②複利は時間の経過とともに資産増加がグィーーんとペースアップ
私は大学では経済学を4年間専攻しました。
卒業して15年以上経つ今でも記憶にあるのは、在学時に経済学部の教授から教わった『複利』と『キャッシュフロー』と言う経済用語です。
お金が雪だるま式にドンドン増えるって話か!スゲーっ!
株式・仮想通貨などの投資で資産運用を考える時、絶対に抑えておきたい基礎知識です。
✅資産運用は単利ではなく、複利がオススメ。
なぜなら、複利で運用すれば、時間の経過とともに、リターンが加速して大きくなるから!!
自分の快楽・欲望を満たすための消費は後回し。
余剰資金は、その都度運用元本に回すことで、効率良く資産を増やしましょう。
※きっとアインシュタインは、この加速効果を間近に体験し驚いてから、これは人類史上最大の発見だぁ~と長広舌をふるったことでしょう。
複利と単利を理解する簡単な例え話
①単利
ニワトリが産んだ卵を直ぐに食べていたら、いつまで経っても毎回1個ずつしか食べられない。
1.🐓→🥚→🍽
2.🐓→🥚→🍽
3.🐓→🥚→🍽
②複利
ニワトリが卵を産んだら、その卵を食べてしまわずに、卵からかえったヒヨコが成長するのを待つ。親鳥まで成長すれば新たな卵を産んでくれる。
単純に考えて、倍々ゲーム。
1.🐓→🥚→🐣→🐓
2.🐓+🐓→🥚🥚→🐣🐣→🐓🐓
3.🐓🐓+🐓🐓→🥚🥚🥚🥚→🐣🐣🐣🐣→🐓🐓🐓🐓
複利の法則『72』~資産を2倍するには何年?~
『資産を2倍にするために必要な年数を計算する方法』です。
ここで質問‼️
「手元にある資金100万円を5年で2倍の200万円にするには、運用利回りが何%必要か?」
いきなり聞かれても、普通は答えられないと思います。
そんな時、『72の法則』を使えば、すぐに答えがでます。
『 72の法則 』とは、
【 72÷金利=資産が2倍になる年数※ 】(※あくまで近似値)
(例)
- 1%で運用:72÷1=72年必要
- 2%で運用:72÷2=32年必要
- 3%で運用:72÷3=24年必要
- 4%で運用:72÷4=18年必要
- 5%で運用:72÷5=14.4年必要
↓ - 10%で運用:72÷10=7.2年必要
先の質問の答えを出すには、計算式を逆にします。
ある年数で、資産を2倍にするのに必要な運用利回りを計算するには、72をその年数で割るだけです。
とにかく、72を割るだけ。
【 72÷資産が2倍になる年数=金利 】
仮に5年で資産を倍にしたい場合、72÷5(年)=14.4(%)
複利なら、年間14.4%の運用利回りが必要です。
・・・年間の利回り14%って⁉天才デイトレーダーかっ‼
素人には、ちょっとハードル高いですね。