おすすめ本の紹介 ~ジム・ロジャーズ著 娘に贈る12の言葉~
人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉
秋の夜長に、おすすしたい本をご紹介いたします。
はしがき
愛する娘よ―――
人生と投資で成功するために、
君に伝えておきたいことがある。
To My Beloved Daughter
By Jim Rogers
本書は、投資の世界で成功し、若くして『人生の勝ち組』となったジム・ロジャーズが、『人生と投資で成功するためのキーワード』を実の娘たちに伝える遺書のような作品です。
著者の実体験を織り交ぜながら、実に分かりやすい言葉で、娘たちに話しかけるように数々の教訓を読者にも教えてくれます。
投資で成功したいと考える大人が読んでも、とてもよい学びとなります。
【著者】投資家ジム・ロジャーズとは
1942年生まれ。アメリカ合衆国アラバマ州出身の投資家。
1968年-ウォール街で見習いアナリストとして働く。
1973年-ジョージ・ソロスと共同で、国際投資会社クォンタム・ファンドを設立。
1980年-巨万の富を得て、37歳の若さで仕事を引退。
BMWのバイク、特注のベンツで、2度世界一周した ❝稀代の冒険投資家❞
投資の世界で知らない人はいないほどに有名なお方です。
2007年-これからは中国の時代と確信し、家族とともにシンガポールへ移住。将来を見越して、娘たちには華僑圏で中国語を学ばせているという。
📖本の目次📖
- 他者に流されてはいけない
- 大好きなことに情熱の全てを注ぎなさい
- 常識はそれほど常識ではない
- 世界を自分で見ておいで
- 哲学を、つまり「考える」ということを学びなさい
- 中国の時代 中国語をみにつけてほしい
- 歴史を勉強しなさい
- 汝自らを知ること
- 変化をとらえ、そして受け入れなさい
- 未来を見つめなさい
- 大衆に逆らいなさい
- 幸運の女神は努力を続けた者に微笑む
感想と共感
私にも小学生の娘と幼稚園に通う息子がいます。
〜調子に乗って妻に抱き着くと、「さわらないで!もぉー。」(# ゚Д゚)と、ブチギレされるような、寂しいオヤジ。
〜そして、未だ人生で成功したとは言えないただの社畜。
そんな私でも、ジム・ロジャーズ同様に、ひとりの父として、我が子らに伝えておきたい言葉はあります。
本の中で、強い共感を覚えたのは、第1章と第3章、そして第11章です。
~ 1.他者に流されてはいけない ~
~ 3.常識はそれほど常識ではない ~
~ 11.大衆に逆らいなさい ~
⭕️他人の意見や考え方、ネットのニュース、テレビの報道など、外から入ってくる情報を全て鵜呑みにしないこと
⭕️他人と同じであることを良しとしないこと
学校という超閉塞的な空間にいると、先生の教え、友達の目、クラスの流行りなど、自分の考え方が確立していない幼い時期には、一方的な雰囲気の中に身を任せてしまうものです。
私の中高学生時代を振り返っても、そうでした。仲間外れになって孤立することを潜在的に恐れていた気がします。
「昨日、あのドラマ見た?」
「明日のバラエティー番組は絶対見るよね?」
・・・今思えば、他人に合わせて生きるなんて、時間の無駄。
・・・どうでもいいことをクラスメイトと共有するのに必死。無意味。
なにより、そんな薄っぺらい友達関係なんて、学校を卒業してしまえば再会することもないので、一人でひたすらやりたい事をやっていた方が将来の成功に繋がります。
成功する人間の共通点は、逆張り的発想で、他人と違う生き方を選ぶこと!!
まさに、『人の行く裏に道あり、花の山』です。
『人生は、人と違うからおもしろい。誰かと同じじゃ、つまらない。』
そんな価値観を持って、他人の意見や批判など気にせず、自分の信念のままに育ってもらいたいです。
ただし、ゴーイングマイウェイで自由に生きるとしても、他人に迷惑かけないようにはしてほしい。