パリ・サンジェルマンが仮想通貨界に参入【PSGチャレンジ】
フランスを代表する名門サッカーチームである、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)は、世界中のファンの参加を促す手段として、独自の仮想通貨を発行することを計画しています。
スター選手を買い集めて終わりじゃない!次は世界規模でファン獲得を画策している!
パリ・サンジェルマンがファン・トークン(仮想通貨)を発行
ブラジル代表🇧🇷の10番ネイマールを筆頭に、フランス代表🇫🇷の怪童エンバペ、ウルグアイ代表🇺🇾の点取り屋カバーニ、アルゼンチン代表🇦🇷のディマリア、イタリア代表🇮🇹のブッフォン…etc。
全ポジションを各国代表レギュラークラスのスター選手のみで構成するのが、パリ・サンジェルマン(略して、PSG)というドリームチームです。
2011年、PSGはカタールの投資庁の子会社「カタール・スポーツ・インベストメント」に買収され、巨額の中東オイルマネーが流入する金満チームに生まれ変わりました。
それからは、豊富な資金源に物を言わせて、スター選手の爆買いを毎年続けています。
2017年8月、ネイマールがスペインの強豪FCバルセロナと尊敬するメッシのもとを電撃的に離れて、PSGへ移籍した際には、移籍金が2億5000万ドル(約278億円)と報道されています。
・・・世の中、金さえあれば何でも手に入ることのお手本のような話です。
金満チームの新しい取り組み(トークン)
PSGは、9月11日(火)『Socios』と呼ばれるマルタを拠点とするブロックチェーンのスタートアップ(会社)と複数年のパートナーシップを結んだことを発表しました。
『Socios』は、いわゆるファン・トークン・オファリング(Fan Token Offering)の技術開発に取り組んでいます。
※トークン(Token)とは、目に見えない価値を可視化して、市場で売買できるようにすること。ブロックチェーン上で発行される引換券(代用する貨幣)であって、企業にとってトークンは資金調達するために株よりもより安価に発行できるモノです。
フランスのニュースサイトによれば、PSGは2019年春を締め切りに独自トークンの発行開始を計画しているという。
これが実現すれば、独自トークンを発行する、初のサッカークラブの一つになる可能性があります。
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しかしながら、PSGコインは、資金調達のような金銭的役割ではなく、トークンを持っているファンが、チームジャージの選択や親善試合の対戦チームなど、さほど戦略的ではない問題を決めるための投票ができるようにすることが目的にあるようです。
トークン(仮想通貨)を使うメリット
トークンの所有権は、選手たちとの出会いや特定の試合に参加できるなど、より特別な提案をファンが利用できるようになるとのこと。
➡ 世界中からファンを獲得して、名実共にビッグクラブになることが真の狙いのようです。
トークン(仮想通貨)の購入なら、日本円をユーロに換金する手間をかけずに、ビットコイン(BTC)か、イーサリアム(ETH)で簡単にネット購入できます。
トークン発行の基礎的なテクノロジーとしてブロックチェーンを採用することにより、取引が一般に公開され、投票の過程をより安全でかつ透明にできることをPSGは期待しています。
報道される限り、PSGは他のヨーロッパクラブに続き、ブロックチェーンと仮想通貨(暗号資産)のアイデアを取り入れることになりました。
他のヨーロッパクラブチームの動き
イングランド・プレミアリーグに所属する7つの主要クラブ、ニューキャッスル・ユナイテッド(武藤嘉紀所属)、レスター・シティ(岡崎慎司所属)、クリスタルパレス等は、オンライン投資会社『eToro』と提携して、ビットコインでスポンサーシップの支払いを可能にしたと、CoinDeskが先月報じていました。
ヨーロッパのサッカーチームが、アジアやアフリカなど遠く離れた国の人々から資金と関心を集めて、仮想通貨界隈を同時に盛り上げてくれることに期待します。
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