おすすめ本の紹介 ~ハチドリのひとしずく いま、私にできること
◆小学生の読書感想文にも最適な1冊
子どもの教育にも最適で、自分の考え方を変えてくれるような、老若男女問わずにぜひオススメしたい本をご紹介いたします。
ハチドリのひとしずく ~いま、私にできること
この物語は、南アフリカの先住民に伝わるお話です。
森が燃えていました。
森の生きものたちは、われ先にと逃げていきました。
でもクリキンディという名のハチドリだけは、
いったりきたり くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます。
動物たちがそれを見て、
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います 。
クリキンディはこう答えました。
「私は、私にできることをしているだけ」
地球温暖化は、深刻で身近な問題です。
ハチドリのいた森の火は、まさに今の地球と同じことなのです。
近年ここ日本でも、毎年のように大規模な自然災害が各地を襲っています。
悲しいことですが、自然災害は容赦なく人の命を奪っていきます。
海水の温度が上昇することにより、降雨量が増える。
その結果として、バケツをひっくり返したような強烈な雨が都市や村落の機能を崩壊させる。
昔にはなかったゲリラ豪雨のような異常気象も、今後は激しさとその頻度を増すばかりでしょう。
人間が自然を破壊して、二酸化炭素をまき散らし、地球温暖化を引き起こした。
それに対する、自然からの圧倒的な報復なのかもしれません。
ただ自分に「できることをする」だけ
他人が何と言おうが、言わまいが関係ない。
自分にできることを、とにかく一生懸命にやる。
世間体や人の目を気にして、他人と歩調を合わせるうちに、無関心な傍観者でいることに安心してしまう。
何もしないことは楽だけど。
でも、そんなことに意味はない。
結果どうなるかは分からないけれど、
できることはやろう!!まずは、やってみよう!!
ご飯を残さない、ゴミを減らす、余分なモノは買わない、リサイクルできる物はリサイクルにまわす、電気を無駄につけない・・・・・・。
些細なことでも、できること。
みんながやれば、何かが変わるかもしれない。
あの小さなハチドリのように、自分にできることをやるだけ。
子供たち、そしてその子、孫たちにもぜひ読み聞かせたい
読み聞かせてあげることで、子供の道徳心を確実に育みます。
ページ数も少ないので、小さな子でも飽きずに聞いていられます。
~この後、森の火はどうなったんだろう?
~なんで、他の動物は火を消す手伝いをしないの?
~ハチドリがやっていることは、意味がないのかな?
この作品に『終わり』はありません。
話のつづきは、読者がそれぞれ想像していくことになります。
学校の教材や夏休みの宿題などとして、読書感想文の題材にちょうど良い作品です。
そして、いつまでも我が家に代々置いておきたい、大切な一冊となるでしょう。
鋼の錬金術師から考える、慈善事業とは
心に響いて、忘れられないフレーズがあります。
【 鋼の錬金術師 】15巻 より
~内乱時の戦地で傷ついたイシュヴァール人を治療するロックベル夫婦。
同族を殺しておいて、治療することを憤り、❝ 偽善者め‼ ❞と批判する患者に対して、ロックベル医師が言った言葉
偽善で結構!!
やらない善より、やる偽善だ!
どんな事にも通じますが、とにかく『やる』か、『やらない』か。
周りからバカにされようが、批判されようが、そんな事は関係ない。
「行動力」
この差が、圧倒的に違うわけです。
『鋼の錬金術師』は、読んだことがある方にはよく分かると思いますが、いろんな背景のキャラクターから心に刺さるような名言が多いです。
※メッセージ性、非常に深いです。超おすすめの漫画。