ウォーレン・バフェットとビル・ゲイツはビットコインに批判的
ウォーレン・バフェットとビルゲイツがビットコインを痛烈批判
アメリカを中心に世界の経済界を長らくけん引してきたインフルエンサーたちは、
仮想通貨(ビットコイン)について、どのような見解を述べているのか。
それは以下のように痛烈な批判でした。
ウォーレン・バフェット氏、曰く
✅「ビットコインは、おそらく殺鼠剤の二乗したものだ。」
✅「間違いなく、悪い結末で終わるだろう。」
✅バフェットは投資家へ、ビットコインに投資しないよう改めて警告した。
・・・殺鼠剤になじみがないので、いまいちピンとこないですが、殺鼠剤はネズミを駆除するための毒餌です。これは、ビットコインが投資家をおびき寄せて死に至らせるとの例えですね。しかも二乗した濃さがあるとまで言っているので、相当強烈な毒餌だと表現されています。
・・・バフェット氏は、株の買い時は皆が買っている時ではなく、売っている時であるとの理論から、これまで投資先の悪いニュースが報道された際に、大規模な買い付けを行い成功してきた投資家です。つまり、基本的に【逆張り派】です。
チャーリー・マンガー氏、曰く
世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイの副社長であり、バフェットと長年コンビを組むマンガー氏に至っては、バフェット以上に酷評しています。
✅「仮想通貨の取引は、ただの痴呆症としか思えない。」
✅「誰かが❝排泄物の取引❞をしているのを見て、取り残されてはまずいと判断するようなものだ。」
・・・例えのクセが強すぎて、ここまでいくとウケ狙いのジョークなのか、真意がわからないですね。ただ、マンガー氏は齢94歳のご高齢なので、下の管理が気になっているのかなーと思ってしまいます。
ビル・ゲイツ氏、曰く
✅「方法が簡単なら、ショート(空売り)することに賛成だ。」
✅「ビットコインと他の仮想通貨は、資産のクラスとしてみた場合、何も創り出していないので、上昇することを期待するべきではない。ある意味、単なる投資の愚かな理論である。」
✅「以前、誕生日にビットコインをもらったが、数年のうちに手放した。」
✅「ただし、テクノロジーの面では、ブロックチェーンの技術は素晴らしい。だが、ビットコインやICOはクレイジーだ。」
・・・空売りするということは、現在の仮想通貨の価格は高値圏にあって、完全に価格の下落を予想しているとの見解ですね。テクノロジーとしては評価しているものの、資産や通貨としての役割には賛同できないとのことです。
世界的インフルエンサーの発言の真意
彼らの発言の影響なのか、5月1日から回復基調にあったビットコインの価格は、7日から下げ基調に逆戻りしました。
市場に影響力を持つ著名人の発言が、現在の仮想通貨市場にどのようなインパクトを与えるか??
その前に彼らの発言の真意を深読みする必要があると考えます。
素直に彼らの言葉を信じて、仮想通貨市場に未来はないと判断して投資をやめてしまうのが正しいのか。
それとも、彼らは自分たちのネガティブな発言が市場にインパクトを与えることを重々分かった上で、発言によってビットコインやその他アルトコイン全般の価格を下げさせて、絶好の買い場を自作しようとひと芝居うっているのかもしれない。
バフェット氏の投資基準の一つに、『自分に理解できない事業には投資しない』という考えがあり、かつてIT企業に投資をしなかった過去があります。
しかしながら、アマゾンやアルファベット(グーグル)へ投資しなかったことに対しては、間違った判断だったと後に自ら認めています。
優秀な人ほど柔軟に自分の考えを訂正できるため、新しいテクノロジーである仮想通貨でも同じことが起こるかもしれません。