仮想通貨の目的は単なる通貨の機能だけではない
仮想通貨(Cryptocurrency)と一括りにしても、ビットコインだけに限らず、今やそのコイン総数は日に日に増える一方です。
ビットコインを筆頭に、時価総額の高い順からイーサリアム・リップル・ビットコインキャッシュ・ライトコイン などなど。
今では1000種類を優に超えるアルトコインが実際に存在します。
仮想通貨は通貨の目的だけにとどまらない
通貨機能がメインなのか、通貨の役割はサブ機能かによって、主に2種類に分類
1⃣円やドルのような法定通貨と同じように、インターネット上に存在する、デジタルな『(暗号)通貨』としての機能に特化した仮想通貨。
(主なコイン)ビットコイン、ビットコインキャッシュ 等
2⃣ブロックチェーン技術を使ったアプリケーションを作るためのプラットフォームがメイン。
(主なコイン)イーサリアム、リスク、オーガー、ファクトム 等
プラットフォームとは、コンピュータにおいて、主に、オペレーティングシステム (OS) やハードウェアといった基礎部分を指す。
via プラットフォーム (コンピューティング)
イーサリアムとイーサの関係で説明すると
例えば、イーサリアムは、スマートコントラクトという技術を応用して様々なアプリケーションを作れるようになるプラットフォームを提供しています。
その中でイーサ(ETH)は、通貨としての機能というよりも、そのプラットフォームを使うためのチケット・利用料のような役割になる仮想通貨です。
ここで、イーサリアムを例にとってまとめると、
✅イーサリアム(Ethereum)=プラットフォームのこと
✅イーサ(ETH)= イーサリアム上で使う、利用料としての通貨のこと
イーサリアムが使われるようになればなるほど、イーサを使う必要性が増します。
イーサの需要が増すことにより、その結果、イーサの価値(価格)が上がります。
イーサリアムというプラットフォームが、将来いろんな業種の様々な場面で使われそうだなという期待感があります。
それと同時に、プラットフォーム使うために、利用料として持っている必要があるイーサ(通貨)も欲しい人が増えるだろうと予想できます。
その需要増の結果として、イーサ(通貨)の価格も上がっていくという流れです。
仮想通貨は、価値が変わるから投資対象になる
昨年12月に突如発生した仮想通貨のバブルは、その将来性以上に、どの仮想通貨も 『 上がるから買う、買うから上がる』 の繰り返しで、投機的な盛り上がりから価格は急上昇しました。
株式市場と同じように、その銘柄(コイン)が将来有望なら購入希望者が増えます。
さらに、テレビや雑誌などのマスメディアに頻繁に取り上げられて、世間の注目度が増えれば、新しい市場にイナゴのように投資家が集まって、一瞬でバブル相場ができあがります。
2018年3月、今は仮想通貨市場が全体的に停滞しています。
しかしながら、世の中にブロックチェーン技術を活用したプラットフォームが次々と普及し始める頃、あるいは、世間に普及する少し前には、実需を伴って再びバブル的な価格爆上げが起こる・・・はずです。
ド素人投資家の希望的観測といえば、それまでです。